ソフトウエア開発を行っていると、どうしてもテストを行う必要が出てきます。しかし、テストをやっていると
- テスト手順書に沿って入力を行い、1回画面が切り替わるごとにスクリーンショットを撮ってExcelに貼り付けるのは面倒だ。
- もっと創造的な仕事がしたい。
- とにかくコードを書きたい。
と思いませんか?私はテストが嫌いで、テスト工程になるたびにいつもそう思っています。
しかし、いくら嫌いでもソフトウエア開発とテストは切っても切れない関係です。そこで現在経費精算システムの保守開発チームで働いている私が、嫌いなテストをなんとかできないか考えてみました。
私がプログラムのテストが嫌いな理由
まず、テスト嫌いを克服するためにもなんでテスト(特にテストの実施)が嫌いなのか考えてみました。
私の場合、以下のようなことが理由になっているかなと思います。
- データ入力をして実行スクリーンショットを取るなど単純作業だから。
- 創造性を発揮できないから。
- 誰でもできそうな作業だから。
- 何よりつまらないから。
要するに、単純作業でつまらないからと言うのが理由になっているのでしょう。テストの手順書作成は単純作業ではないのですが、その後のテスト実施が嫌いみたいです。
私がSEの仕事をしているのは、動くプログラムを組みたいからであって、その確認作業をしたいわけではないんですよね・・・。
プログラムのテストが嫌いなことは認めよう
テストが嫌いな理由はわかりました。では、どうしたらテスト嫌いを克服できるのでしょうか。
考えて見たのですが、あんまりいい案は思い浮かびませんでした。テストのやり方は決まっていて、自分で変更するわけにも行かないし、単純作業だけに工夫する余地も少ないし・・・。
どうも、テストが嫌いであること自体をどうにかすることはできなそうです。
ここは潔くテストが嫌いであることを認めましょう。
せめてテストの必要性を理解してモチベーションを高めよう
仕方がないので、せめてテストの重要性を理解してモチベーションを高めようと思います。
テストの目的は色々ありますが、最終的には品質を担保するために行うということで間違っていないでしょう。
もしテストを全く行わなかったりすると、こんなことが起こりえます。
- ある機能のボタンを押しても反応しない。
- 入力したデータが登録されない。
- 本来検索されるべきデータが検索されない。
その他、色々不具合が残ったシステムができてしまうはずです。
テストをしたからといって、すべての不具合を見つけることはできませんが、やらないよりはマシなものができます。
面倒だなと思いつつテストを行わなくては行けない理由は、テストをしないよりはマシな品質のシステムを出荷するためということになるでしょうか。
あんまりモチベーションが上がらなそうな結論ではありますが、テストをしないと本当にひどい不具合が残ってしまうので仕方ありません。
必要なんだからテストの勉強をしよう
テストの必要性は無理やり納得しました。
必要である以上はある程度知識をもって行いたいと思います。
プロジェクトによってテストの進め方は色々ありますが、どの現場でも役に立つ基本的な知識みたいなものはないものでしょうか。
私の場合は【この1冊でよくわかる】ソフトウェアテストの教科書―品質を決定づけるテスト工程の基本と実践(正式タイトル長すぎ・・・)という本で勉強することにしました。
どんなテストを行うべきかの指針が学べるので、テスト手順を作る際の参考になります。また、テストを実施する際にもどういう意図でテストを行っているのかの把握ができるようになります。
テストの勉強をした結果、わけがわからないままテストをポチポチすることは減りました。テストの目的なんかが把握できるようになるので少しは徒労感が減ったような気がします。
まとめ
やっぱりテストは嫌いです。でも、テストをすることには意味があって、テスト内容にもいろいろな意図があることは勉強の結果わかってきました。
プログラマやSEとしてシステム開発に関わっていく以上、テスト工程は避けられません。せめて、テストの意義や、やっていることの意味は知っておいたほうが精神衛生上いいのではないかと思います。
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